プレ・更年期外来

プレ更年期って何?

・「プレ更年期」は、更年期を迎える前の10年位の期間、30代後半~40代前半に更年期障害と同じような症状が現れる場合があり、これをプレ更年期と言います。

・女性ホルモンが、30代後半から穏やかに減少を始め、様々なストレスにより自立神経の働きに乱れが生じることが原因で起こります。

・この時期に、更年期症状に似た、動悸・ほてり・発汗・不安・焦燥感、いらいら感など様々な不調が現れます。時に月経不順や、月経血の減少がおこります。

プレ更年期のケア方法

・実際の原因は、更年期にみられる急激な卵巣機能の低下ではなく、ストレスによる自律神経の乱れ、ホルモンバランスの乱れや一時的な低下です。
自立神経には体の各器官の働きを正常にコントロールする役割がありますが、自律神経が乱れることにより体調が不安定になって更年期のような不快症状となり現れることがあります。
生きていくためにストレスはつきものですが、この自律神経を理解し上手に休んで整えましょう。
全ての女性に更年期はやってきます。「プレ更年期」の時期からできる対処法や上手に付き合う方法を一緒に準備していきましょう!

治療の流れ

当院ではプレ更年期、更年期専門の女性カウンセラーが常駐し、完全個室のカウンセリングルームにて一人一人の患者様にあったメンテナンスをしています。

アロマセラピー、メディカルハーブ、サプリメント、漢方療法、ホルモン療法(OC)等

問診票はこちらからダウンロードしてください

更年期の原因

日本人女性の平均閉経年齢は50~51歳と言われており、その閉経を挟んだ、45~55歳の約10年間を更年期と呼びます。

更年期障害は、閉経に伴い卵巣の機能が衰え、女性ホルモンであるエストロゲンの分泌が急激に減少することでおこります。

更年期のホルモンバランス

更年期の症状

  • ホットフラッシュ
  • 寝汗
  • 性欲低下
  • 不眠
  • 膣乾燥感
  • 記憶力低下
  • 頻尿
  • 精神症状

など様々な症状が出てきます。

症状には個人差がありますので、上記以外の症状でも「これって、更年期?」と不安な方はご相談下さい。

治療方法

1.ホルモン補充療法(HRT)

2.漢方

3.低用量ピル

4.サプリメント

5.プラセンタ療法

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1.更年期症状の緩和

のぼせ、ほてり、発汗などの血管運動神経症状には非常に高い効果を持ちます。また疲労感、外陰部乾燥感についてもかなり効果的です。

2.骨吸収の抑制、骨折予防

女性ホルモン(エストロゲン)は、骨代謝に大きな関わりを持っています。エストロゲンの分泌が悪くなると、骨の形成が吸収に追いつかなくなり、骨量が減少します。ホルモン補充療法では、骨粗しょう症の予防効果が期待されます。

3.糖・脂質代謝の改善

4.血管機能の改善

5.中枢神経機能の維持

・認知機能の改善、アルツハイマー病の予防にもなります。

・抑うつ気分、抑うつ症状の改善

6.皮膚萎縮の予防・改善

・コラーゲン量が増加し、皮膚の厚みが増します

7.泌尿器・生殖器症状の改善

・性器萎縮とそれに関連する性交痛の改善

・過活動膀胱の症状緩和

8.大腸癌のリスクを低下させる

9.子宮内膜増殖症のリスクを低下させる

・子宮体癌の前癌病変

1.不正出血

黄体ホルモンにより不正出血がおきることがあります。治療開始直後(最初の3ヶ月)によくみられますが、長期に治療を行うことで、徐々に不正出血はみられなくなります。

2.乳房痛、乳頭痛・・・(5%未満)

3.片頭痛の悪化

4.消化器症状(悪心、嘔吐など)・・・(1~5%)

5.皮膚症状・・・(5%)

・貼付剤の使用によりかぶれ、湿疹をおこすことがあります。

6.おりものの増加・・・(5%以上)

・エストロゲンの影響で帯下が増加することがあります。

7.静脈血栓塞栓症

・血栓症とは血管内に血のかたまりができることです。ホルモン補充療法では血栓症のリスクが上がることが知られています。

・開始後1年以内で最も増加します。HRT中止によりそのリスクは消失します。

8.乳癌のリスク

・5年未満のHRTではリスクは上昇しません。

・5年間のHRTによるリスク上昇は1.14倍です。(しかし喫煙では乳癌のリスクは3.9倍にもなります。)

HRTの中止により、リスクは消失します。

HRTには様々な種類があります。

当院では、年齢、症状、閉経の有無などにより、薬剤の種類、投与期間、投与量など、個々の患者様に合ったHRTをおすすめ致しております。お気楽にご相談下さい。

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